新幹線新富士駅問題に思うこと

昭和63年に開業された東海道新幹線「新富士駅」と、東海道線「富士駅」は連結されていません。「なぜあんな場所に」と、今となっては誰もがその異常さに首を傾げる場所に設置されており、富士地域のインフラ整備の、歴史に残る大失敗の一つとして挙げられます。 その後、身延線の延伸や、新富士駅の移動案、北海道に事例のあるDMV(デュアル・モード・ビークル)案、モノレール案など、たくさんの案が浮かんでは消え、実現に至っていません。

if ~もしも~ は禁物と言われるかもしれませんが、もし、連結していれば、富士宮も富士も、東京のベッドタウンとしてまったく違う発展を遂げていたでしょう。もちろん、単純に「新幹線があれば、まちは活性化するのか」というと、これまたちょっと違って、新幹線駅があっても閑散としている地域は多々あります。魅力的なコンテンツ、地域資源、住みやすい住環境、教育環境などがあってこそ、地域は活性するのです。ただ、富士宮・富士地域は魅力ある富士山をはじめとした強力なコンテンツがすでにあるので、連結すればより良い効果が見込めるのは言うまでもありません。

いずれにせよ、新幹線新富士駅問題は、富士宮市、富士市、近隣市町、静岡県、山梨県などが連携して一丸となって20年・30年計画で継続して取り組む課題です。未来のビジョンを明確に設けて、継続性を担保できる体制を構築すべきですので、具体案を研究し、提案をしていきたいと考えています。