変更や撤退する勇気

どんなまちづくりの成功経験のある人のプロジェクトであっても、100%の成功などありません。一般的な企業経営でも、経営の神と呼ばれているような人でも、100%という方は、ただの一人も居ません。むしろ、失敗の方が事例として多いくらい。

しかし、成功する人たちは、大小様々な失敗または、失敗の予兆がある中で、勇気ある変更や、将来をみえ据えた前向きな撤退をしっかりしているのです。

逆を言えば、「これはやばいかも」という予兆があるのに、予算組みをしたから、大見得切っちゃったから、恥ずかしいから、補助金もらってるから、など、あらゆる理由が先に立って変更できない(=しない)、撤退できない(=しない)というのが一番危険であるわけです。

企業経営では、必要性に迫られて変更撤退の判断は比較的早くなされます。しかし、いわゆるまちづくり事業、また、行政や第三セクター、民間団体主導だったりすると、文字通り「計画を変更するには承認や、市民への説明が必要うんぬん」など、先送りにされて破綻にあっという間に至ってしまうケースは少なくありません。

解決法は単純に一つで、きちんと、当初の計画に「変更」や「撤退」についてのルールや指標をしっかり作っておくことです。

あなたのまちづくり事業の計画に「変更」「撤退」のルールはきちんと入っているでしょうか?(田邉元裕)