売るのはB級グルメじゃなく地域

地域おこしで、B級グルメだけが先走ってしまったら、本末転倒。「売るのは料理ではなく地域である」と、愛Bリーグ憲章でもうたわれている。

富士宮やきそばも、富士宮やきそばを売りたかったのではない。富士宮やきそばを通じた地域の活性化、やる気の創出なのである。

実際、富士宮やきそば誕生から、20周年を迎えようとしている今、私たちの関係者の内外問わず、地域おこしの話題が多くこの地域から生まれてきた。素晴らしいことである。

無論、世の中はどんなに素晴らしい、楽しいと思われることをやっても、賛同者ばかりではなく、批判も生まれるのが常である。「富士宮やきそばに負けていられるか」「たかがやきそばごときに」と、対抗心、アンチ精神全開で立ち向かってくる人も居た。それはそれで、良いのである。なぜならば、対抗心であれなんであれ、活性化のきっかけになっているのである。つまらない足の引っ張り合いがいかがなものかとも思うが、スポーツマンシップと同様、フェアに、よりよいものを、よりよい話題を作ろうとするのであれば、富士宮の細胞という細胞が、元気になっているわけで、最高の状態である。

結局は、まちおこしを通じて「人が個々に元気になる」事が、もっとも重要な事なのである。(田邉元裕)