上野の里まつり2月3日10周年。声が小さくとも確実に行動。

あさって、上野の里まつり酒蔵巡りが開催される。今年で10周年となる定番イベントである。手前味噌ではあるが、忘れもしない、11年前の年末に、ひょんなことから誕生したイベントである。先日の記事にも書いたが

同じ上野地域で、上野の里まつりという、酒蔵をハシゴし、牧場まつりとも連携した人気イベントが2019年に10回を迎える。これも、2009年の暮れに「上野地域は近所に酒蔵が2つもあるから、居酒屋のハシゴじゃなく、酒蔵のハシゴやったら面白いよね!」と、 青年事業家・活動家であり、当法人の代表でもある田邉元裕が 上野地区の名士の一人である吉野友勝氏に、忘年会で大いに酔っぱらいながら夢と大いなるホラ話を提言したところから始まったのである。人は年齢を重ねると冒険をしなくなる傾向がある。だが、年齢60を超えていた吉野氏の柔軟さ、フットワーク、創造力は地元では有名で、いやいや、とは言わず、「じゃあやろう。俺が地元のつなぎはやっていく」と、その場で両酒蔵の社長に電話し、一か月強で本当に実現してしまった。

https://umya-fujinomiya.com/actually-realize

という経緯である。

試飲カップの消費量等から推計しているが、初年度は推計1,500から2,000名の参加者であったが、年々来場者は増え、現在では6,000名を超えるイベントとなってきた。富士宮の上野地区の人口が5,000人強なので、地域住民数を超える人が瞬間的に訪れることとなった。

人気を博す中で、途中から近隣の牧場の土井ファームさんも、スポットとして参加することになった。当初は、一出店者としての参加だったが、ジェラートのお店をオープンしたことから、「三会場目にどうだろうか」という提案もあり実現した。

さらに、トリビア。富士宮の八百屋のフルーツサンドで有名な望月商店さんのフルーツサンドは、この上野の里まつりの土井ファームさんで最初に販売したところ、評判を得たところから始まっている。今年も土井ファームさんで出店してくれるので、これもまた楽しみである。昨年も即完売した。

牧野酒造と富士山。素晴らしい構図である。
富士正酒造と富士山。古き良き建物が調和している。
土井ファームと富士山。スイーツの定番。

3つの会場を「めぐる」イベント、一つ一つでも単体で成立するレベルのものを一日で開催してしまう贅沢さ。自画自賛にはなってしまうが、ぜひ、まだの方は体験して欲しいと思っている。

運営サイド的な話をすれば、10年もたつと、定番化してくる=固定化してくる一面もあるので、今後はさらに、変化をつけていきたいところである。

こちらのブログにもあるが、上野地区は、現在大きな幹線道路の工事が始まったところ。

上野ガイドから引用。数年のうちには開通予定だ。

こうしたインフラの整備に伴って、新しい導線、スポットの調整や追加など、あらゆる妄想をするのは楽しい事である。

最後にたまには少し自分の事を書くが、小さい頃は、実に自分に自信の無い、そこら辺でくすぶっている、文字通り小さな無力な人間の一人であった。だが、高校時代に、ふと白羽の矢を向けられ取り組んだ委員の活動で関わった国際ボランティア企画を通じて、世界の広さを感じたこと、自分がそこに少しでも関与して、「何かを動かすことができるんだ」という実感が己の転機となった。世に背を向けていた自分が、そこに飛び込んでいこうと思った。

そして行く気のなかった大学に行きたいと思うようになり、愛知へ。そこで大学祭実行委員会活動、作曲サークルの設立、児童福祉活動部など三足のわらじでバリバリと活動する中でイベントに関わって、「前例も金も地盤も名声もない若造軍団でも」「無いものを、何も無いなりに、何も無いところ作る」という、不屈のマインドと経験を身につけるに至った。面白いことを実に色々やってきて、盛大に喜び、泣き、叫び、馬鹿笑いした青春時代である。時にはイベントで失敗して借金作り、メンバーであれこれバイトしたりビジネスをして補填したりもした。当時まだ出始めの携帯電話の代理店と提携して、キックバックの紹介料を借金返済や活動費に当てたりなど「やっちまったら、やるしかねーだろ」と、まあ、実にめちゃくちゃであったが、しぶとい根性も身についた。

静岡への帰省後も、色んなイベント事業の立ち上げに関わることになり、こんにちに至る。

今でも、決して声の大きい人間ではないことは、関わっている皆が知るところであろう。でも、声だけでかくて、行動しない人間よりは、声が小さくとも、確実に行動していくところから始めるのが、田邉節である。小さな一歩でも、自分も変えられるし、世の中も何かしら変えられる。

世の中の若者に、特にそれを伝えていきたい。小さかった自分に、たくさんの成長や気付きを与えてくれている、サポートしてくれている家族や仲間、地域の人々への最大限の恩返しは、彼らに返すのではなく、未来へ返す、繋いで行くことなのだ。(田邉元裕)