地域素材の再発見には違いを知る事から

富士宮やきそばは、硬さが特徴のあるむし麺、ラードを絞った後の肉かす、削り粉がポイントである。地元の人間にとっては、それらは「当たり前」であって、何ら特別なものとは感じていなかった。

しかし、他の地域で食べたやきそばと「何かが違う」と改めて調査したところ、行商に向くよう、日持ちのする麺、むし麺が開発され流通していたり、物資不足の時代背景で、従来はラードを絞った後に捨てられていた肉かすや、魚の切れ端を削ったイワシ等魚の削り粉を活用していたという、富士宮独特のやきそばの歴史・特徴を紐解く事になったのである。

あなたの地域で、毎日「当たり前」だと思っているものが、明日は地域資源になんるかもしれないのである。その為には「この当たり前は、本当に他でも当たり前なのだろうか?違いは無いのだろうか?」という疑問、好奇心を持って調査をしてみることをおすすめしたい。(田邉)