お金のルールをしっかり決める

何をするにもお金がかかります。地域おこしをするにしても、軍資金がなければ先行きません。多くのまちおこし活動は、一般にそれぞれの持ち出しからスタートします。皆で少しずつ出し合って事業を行っていきます。ところが、お金がないのも悩みですが、お金があるのも悩みです。

苦労した活動が功を奏して一定の評価、結果が伴ってくるとその地域団体には大小問わず、お金が入ってくるようになります。イベントの収益であったり、物産を販売促進できたのであれば、その手数料であったり業者からのマージンであったり、登録商標が生まれたのであれば、その権利料、行政や地域支援の金融機関からの補助金、助成金などなど、色々です。

そうした時に、お金をどう使うか、どう処理するかをしっかりその都度決めて、オープンなルール化を徹底する必要があります。ところが、お金のことになるとシビアになることもあるので、話しづらくてなんとなく先送りにしてしまいがちです。

結果、一部の幹部の独断で運用してしまったり、本来必要のない経費に使ってしまったり、周りが「え、そんなに設定したの?」というような役員報酬やスタッフの人件費、経費還元金にあててしまったりして、一気にモチベーションが下がってしまう事もまたあります。

何十人、何百人も居るような大規模のまちおこし団体や任意団体、NPO団体ならいざしらず、少数精鋭のメンバーであるならば、全員が通帳もチェックできて、誰がどれくらいもらっているか、どこに何を依頼して払っているかなど、大枠でもしっかり把握しあって、メンバーの信頼関係がゆるがないオープンな体制を構築すべきでしょう。(田邉元裕)